食材一口メモ
浅利(アサリ)
【旬】2~4月
【選び方】
模様がハッキリとしていて、口をかたく閉じているものや、水管を出しているものが新鮮なものになります。
全体的に茶色っぽくなっているものは、鮮度が落ちていますので注意が必要です。
【栄養価】
貧血予防にアサリが良いという話はよく聞きますね。これはアサリが血液の赤血球を作る上で必要な鉄分や、生成に働くビタミンB12を多く含んでいるからです。貧血気味の方にはお勧めです。
鰆(さわら)
【旬】3~5月
【選び方】
目が澄んでいてみずみずしいもの、身が締まって硬いものを選びます。また表面に虹色の艶があり斑紋ははっきりと出ているものが新鮮です。切身の場合は、身が割れていないもの、身の色が白く血合い部分の色がなるべく鮮やかなものを選びましょう。また斑紋がはっきりとしているものが良いです。身に透明感があるものは新鮮ですが脂の乗りは期待できません。
【栄養価】
DHAやEPAを多く含み、血栓の予防やガンの抑制効果などのはたらきがあると言われています。また、良質なたんぱく質や鉄分を多く含みます。
アスパラガス
【旬】3~8月
【選び方】
茎が太めでまっすぐと伸びて張りがあり、みずみずしいものが良い。穂先は開いておらず、ほどよく締まったものを選びましょう。鮮度が落ちていたり成長しすぎると穂先が開いて味や食感が落ちます。茎の細すぎるものや縦スジの多いものも避けましょう。
【栄養価】
アスパラガスには抗酸化作用のあるβカロテンや、造血作用のある葉酸、高血圧予防によいとされるカリウムなどが含まれます。また「アスパラギン酸」というアミノ酸も豊富に含まれています。アスパラギン酸は新陳代謝を促し疲労回復に効果があるといわれるので、スタミナアップに役立つでしょう。
筍(たけのこ)
【旬】3~5月
【選び方】
たけのこは穂先が土から出て日に当たると、えぐみが強くなり風味が落ちます。日に当たったものは穂先が濃い緑色になっているので避けましょう。えぐみの少ないたけのこは、穂先が黄色~薄黄緑色をしています。また、ずんぐりとした形で重みがあり、皮がツヤツヤしていて、根元のイボが濃赤色になっていないものが良品です。皮や切り口のみずみずしいものを選びましょう。
【栄養価】
たけのこはカリウムの含有量が多いので、高血圧予防や生活習慣病の予防に効果が期待できます。腸のぜん動運動を促す不溶性食物繊維も多いので便秘予防にもよいでしょう。
ブルーベリー
【旬】6~8月
【選び方】
皮の色が濃く、鮮やかな青紫色をしているもの。果皮はしっかりと張りがあり、比較的大粒のものがよいとされています。また、白い粉(ブルーム)が付いているものは新鮮です。ブルームは鮮度を保つ働きがあるため、食べる直前まで洗い落とさないようにしましょう。もちろん、ブルームごと食べても大丈夫です。
【栄養価】
ブルーベリーに多く含まれているビタミンEは、血液の循環をよくしてサラサラにする働きがあるといわれているので、高血圧予防や動脈硬化予防に効果があるとされています。
豊富に含まれているアントシアニンは、眼精疲労の改善に効果が期待できるほか、活性酸素を取り除く抗酸化作用があり、がん予防にも有効といわれています。また、食物繊維も多く含まれています。