放射線科で使用している装置
X線撮影装置
一般撮影はCTやMRIなどに比べて撮影時間も短く、救急時などに全体像をすばやく知ることができる検査です。低線量で高画質なフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector)を導入しています。
X線透視装置
当院では、気管支ファイバー、嚥下造影を行っています。嚥下造影検査は、食物にバリウムをまぜ、口に入れたものが気管に入らずに食道に流れるかどうかをビデオで記録しながら確認しています。
骨密度測定装置
骨密度とは骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類が、骨にどれくらい詰まっているかを表す骨の強さを示す指標です。骨と軟部組織の吸収率の差から、骨密度を測定します(DEXA法) 。正常の70%以下の骨密度になると『骨粗鬆症』と診断され、治療を必要とします。
当院では、腰椎と大腿骨頸部の2部位を10分程度測定し、骨折のリスクを評価します。定期的に検査を受けていただき、適切な治療を行うことを目的としています。骨折のない生活を送られるよう心掛けましょう。
64列マルチスライスCT
CTは、X 線を用いて身体の輪切りを撮影する装置です。また、輪切りの画像データから3次元画像も作成可能です。
・内臓脂肪測定:メタボリック症候群の診断に重要な内臓脂肪を測定する事も出来ます。
当院では、診断参考レベル(DRLs 2020)に基づいて、線量の標準化と防護の最適化に取り組んでいます。
MRI
MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、大きい磁石の磁場を利用して、身体をいろんな方向から画像を撮像する検査です。放射線を使用することが無く、CT検査に比べて軟部組織の情報がより詳しくわかるという特徴があります。
・VSRAD(Voxel-Based Specific Regional Analysis System for Alzheimer's Disease)を用いた、アルツハイマー型認知症のスクリーニング検査も可能です。
検査が受けられない患者様
- ペースメーカが入っている方
- 人工内耳が入っている方外傷や手術により動脈瘤クリップ、人工関節など体内に金属のある方
※検査ができない可能性のある患者様
- 閉所恐怖症の方
- 入れ墨をされている方
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方